子育て

子どもの見守りGPSは必要?キッズ携帯と迷ったわが家の判断基準

キッズ携帯と見守りGPS、子どもにどっち?

「登下校がちょっと心配。でも、スマホを持たせるのはまだ早い気がする」

子どもが小学校に入るころ、私もそう思っていました。そこで候補にあがるのが、キッズ携帯見守りGPS。でも調べてみても「で、結局どっちが良いの?」が分からないんですよね。

この記事では、GPSを実際に試したうえで最後はキッズ携帯を選んだわが家の体験を、料金のことも交えて正直にお話しします。迷っている方が「うちはこっちかな」と決める、出発点になればうれしいです。

見守りの選択肢は、大きく3つ

子どもの見守りグッズは、ざっくり分けると次の3つです。

  • 見守りGPS…居場所が分かる小さな端末。ランドセルに入れておくタイプ。通話は基本できない
  • キッズ携帯…通話・メール・GPSができる子ども向けの携帯電話
  • スマホ…LINE・アプリ・ネットなど何でもできる。そのぶん「ルール決め」もセットで必要

※スマホを選ぶ場合の「ルール決め」は、わが家の実際の設定(使用時間・フィルタリング・課金オフ)をこちらの記事にまとめています。

ざっくりした違いは、こんな感じです。

  見守りGPS キッズ携帯 スマホ
できること 居場所の確認(一部は音声メッセージも) 通話・メール・GPS LINE・アプリ・ネットなど何でも
通話 ×(基本できない)
月額の目安 約500〜800円台 約900〜1,100円
(位置情報オプション込み)
プラン次第(格安SIMなら数百円〜)
本体代の目安 約5,000〜2万円前後 約2〜3万円台 中古・お下がりなら1〜2万円台〜

※2026年7月時点の目安です。料金・本体代はキャンペーンなどで変わりやすいので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

料金は月額だけで比べないのがコツです。キッズ携帯は月額のほかに端末代(2〜3万円台。分割なら月々600〜900円ほど)が乗ってきます。ただGPSも機種によっては本体が2万円近くするので、トータルで見ると差は思ったほど大きくないこともあります。

判断軸は1つ「子どもと話す必要があるか」

いろいろ比べましたが、わが家がたどり着いた決め手はシンプルでした。「居場所さえ分かればいいのか、子どもと話したいのか」。これだけです。

年齢で決まるというより、その家の連絡のとり方や、子どもの行動範囲で決まる気がします。目安はこんな感じです。

  • 居場所が分かれば安心 → 見守りGPS
    登下校の見守りが主目的/端末を軽く小さくしたい/子どもがまだ機械をうまく使えない/料金を抑えたい
  • 子どもと直接連絡したい → キッズ携帯
    迎えの時間や予定変更を本人に伝えたい/子どもから電話してくる場面がある/習い事・留守番・友達と遊ぶなど、登下校以外の単独行動が多い
  • LINEや調べ物までさせたい → スマホ
    連絡もアプリも1台で。ただしフィルタリングや使う時間のルールはセットで

「スマホと迷っている」という方は、こちらの記事でキッズ携帯とスマホをくわしく比べています。あわせてどうぞ。

わが家がキッズ携帯を選んだ理由

結論から言うと、わが家はGPSを実際に試したうえで、最後はキッズ携帯にしました。決め手は次の3つです。

  • 家に固定電話がない…仕事が延びた日に「遅くなるよ」を子どもに直接伝えられない。逆に、子どもから私に連絡する手段もない
  • 下の子が1人で出かけるタイプ…行動範囲が広く、見守りを本気で考えるきっかけに
  • ほしかったのは「連絡が取れること」…居場所が分かるだけでは足りなかった

じつはGPSも一度試しています。上の子のとき学校から「ミマモルメ」の案内があり、無料期間(約1ヶ月)で使ってみました。居場所は分かって安心。ただ使ううちに、「やっぱり直接、連絡を取りたい」という気持ちが大きくなって……。電話なら、ちゃんと伝わったかがその場で分かりますから。最終的にキッズ携帯にしました。

きのこ
きのこ

位置だけで十分な家庭も多いと思います。ただ、わが家は「突発的な連絡手段が欲しい」が勝ちました…!

わが家が使っているのはauのマモリーノ5。上の子が使っていた端末を、そのまま下の子が使うことに。端末代の支払いはもう終わっているのですが、それでもいまは月額だけで1人あたり月1,000〜1,500円ほどかかっています(明細が確認できないため正確な内訳は分かりませんが、マモリーノ5は「+メッセージ」が使えないぶん、居場所を確認するたびにメッセージ料金がかかっていて、その分も含まれているようです。明細が見られない件は後述します)。

わが家が使っているのは1つ前の機種「マモリーノ5」で、端末代はもう払い終わっています。これから契約する方は最新の「マモリーノ6」が対象になり、基本料+位置情報オプション(安心ナビ)で月990円ほど、これに端末代22,000円が加わる形です(2026年7月時点)。条件が違うので、参考程度に見てくださいね。

ちなみに見守りGPSのほうも、サービスによって条件は異なりますが、端末を兄弟で引き継げる場合があります。解約せず契約を続けたまま渡せば下の子に使えますが、いったん解約すると端末が使えなくなるサービスが多いようなので、間があくなら確認しておくと安心です。

買ってよかったこと・困ったこと

よかったのは通話で予定変更をすぐ伝えられること。メッセージだと気づかないことが多いのですが、電話ならその場で済みます。あと地味に助かっているのが、携帯に家の鍵を付けていること。鍵を持って出たかが分かって安心です(※これはGPSでもできるかもしれませんが…!)。反対に、困ったこともありました。

  • 子どもは充電をしない。電池が切れると当然つながらないので、親がときどき気にかける必要があります
  • 時間割がいつもと違う日に、マナーモードの解除を忘れて連絡がつかないことがあります
  • 契約者は私なのに、子どもの回線の料金明細がWebで見られない(紙の明細は取り寄せが有料)。auは明細を見るのにその回線でのSMS認証が必要で、子どもの番号ではSMSを受け取れないためです。契約前には気づけない盲点でした

※明細の見え方はキャリアによって違います。「親がどうやって明細を確認できるか」は契約前にチェックしておくと安心です。キャリア別のくわしい話は、こちらの記事にまとめました。

とはいえ、これはあくまでわが家の場合。ご家庭の連絡スタイルや、お子さんの性格によって、ぴったりの答えは変わると思います。

見守りGPSが合うのは、こんな家庭

わが家はキッズ携帯を選びましたが、GPSを下げたいわけではまったくありません。むしろ、次のような家庭にはGPSのほうが向いていると思います。

  • 心配なのは主に登下校の居場所。連絡までは必要ないかな、という家庭
  • 習い事の送り迎えのときだけ、今どこにいるか分かれば安心という家庭
  • 子どもがまだ小さくて、端末の操作は難しそうな家庭
  • とにかく料金と手間を抑えたい家庭

実際にミマモルメを使ってみて、居場所の確認だけなら本当に手軽でした。「通話がいらないなら、これで十分」というご家庭は多いと思います。

それと、意外と見落としがちなのが学校のルールです。

一般的な傾向として、通話機能のないGPS端末は「携帯電話」扱いにならず、持ち込みを認める学校が多いと言われています(キッズ携帯は学校によっては申請が必要だったり、持ち込み不可のことも)。ただし、これは学校ごとにルールがまったく違います。必ず、通っている学校のルールを確認してくださいね。

【比較】主な見守りGPS・キッズ携帯

ここからは、代表的なサービスを表にまとめます。わが家が実際に使ったのは「ミマモルメ(GPS)」と「auマモリーノ(キッズ携帯)」だけです。ほかの機種は使っていないので、公式情報と口コミをもとにした比較としてご覧ください。

見守りGPS 主要サービス

サービス 月額 本体代の目安 特徴 こんな家庭に
ミマモルメGPS 638円(併用で528円) 6,380円(キャンペーン価格になる場合あり) 登下校見守りサービスと同じ会社。わが家でも実際に使用 学校の登下校見守りから始めたい
みてねみまもりGPS 528円〜(音声つき748円) 5,280円〜(モデルにより異なる) 利用者が多く、位置精度が高いと評判 精度・実績を重視したい
GPS BoT(BoTトーク) 528円〜(音声つき748円) 5,280円と安め 音声メッセージのやり取りができる 声のやり取りもしたい
まもサーチ 528円(年払い5,500円) 5,280円〜 事務手数料・解約金なし。複数人で見守れる 祖父母も一緒に見守りたい
Soranome 539円 14,520円+初期費用3,300円 自転車などモノの見守りにも強い 自転車など"モノ"も見守りたい
あんしんウォッチャー(au) 539円(キャンペーンにより変動) 要確認(キャンペーンで変動) KDDI系。無料期間などの特典がつくことがある auユーザー

※料金はすべて税込表示です。2026年7月時点の目安で、本体代はキャンペーン等で変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

キッズ携帯 主要3キャリア

キャリア/機種 月額 本体代の目安 見守り機能
ドコモ キッズケータイ 550円 22,000〜28,930円(割引あり) 位置確認(イマドコサーチ)は別料金。家族間通話無料
au マモリーノ6 660円 22,000円(型落ちのマモリーノ5は11,000円) GPS「安心ナビ」は月330円(スマパス会員は無料)
SoftBank キッズフォン4 748円 29,520円(分割で月々820円ほど) キャンペーンあり(内容は時期により変わります)

※2026年7月時点の目安。料金・本体代は変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

結局、2年でいくらかかる?

月額だけ見ると差は小さく感じますが、端末代を入れて2年で計算すると差がはっきりします。代表的な組み合わせで出してみました。

  見守りGPS キッズ携帯
初年度(本体+月額×12) 約11,600円 約33,900円
2年目(月額×12) 約6,300円 約11,900円
2年の合計 約18,000円 約45,800円

※GPS=みてねみまもりGPS(お知らせボタン搭載モデル・本体5,280円+月528円)/キッズ携帯=auマモリーノ6(本体22,000円+基本料と安心ナビで月990円)で計算した目安です。2026年7月時点。機種・プラン・キャンペーンで変わります。

2年で見ると約2万8千円の差があります。ただ、この差をどう考えるかは家庭によって変わります。キッズ携帯は端末代を払い終えたあとは月額だけになりますし、下の子にお下がりで回せば次はその端末代がかかりません。「何年使うか」「兄弟で使うか」で、答えは変わってきます。

ちなみに「キッズ携帯では物足りないけれど、フルのスマホはまだ早い」という中間の選択肢として、防犯・防災に特化したキッズスマホという選択肢もあります(Hamic MIELSなど)。わが家では使っていないので、気になる方はスペックを見てみてください。

まとめ:迷ったら「話したいかどうか」で

最後にまとめます。

  • 居場所が分かれば安心なら → 見守りGPS(軽くて安い)
  • 子どもと話したい・話す場面があるなら → キッズ携帯
  • わが家はGPSを試したうえで、「声で話したい」を理由にキッズ携帯にしました

入学直前(3〜4月)は、人気の機種が品切れになったり、店頭の手続きが混み合ったりします。持たせると決めているなら、少し早めに動くのがおすすめです。

キッズ携帯とGPS、どちらが正解ということはなくて、その家の暮らし方しだいだなと思います。この記事が、迷っている方の「うちはこっちかな」の出発点になればうれしいです。

なお、スマホを持たせる場合の格安SIMや料金のことは、こちらの記事にまとめています。あわせてどうぞ。