子どもの入院・手術が決まったとき、意外と困るのが付き添い家族の泊まる場所です。
わが家は3歳の子の入院・手術のとき、病院の近くにあるドナルド・マクドナルド・ハウス神戸に3泊させてもらいました。
私自身、入院前に「マクドナルドハウスってどうやって申し込むの?」「いくらかかるの?」と検索したのに、知りたい情報がなかなか見つからず不安でした。
この記事では、実際に利用した経験者として、申込みの流れ・料金・部屋の様子・持ち物をまとめます。同じ状況のご家族の参考になればうれしいです。
ドナルド・マクドナルド・ハウスとは?
病気の子どもとその家族のための滞在施設です。「病気の子どもに付き添う家族が、病院のすぐ近くで滞在できるように」という目的で作られていて、寄付とボランティアによって運営されています。
全国の小児医療の拠点病院の近くにあり、神戸のハウスは病院のすぐそばにあります。


申込みから利用決定までの流れ
申込みはハウスへの電話です(神戸ハウス:078-302-7222/9:00〜18:00)。
流れはこんな感じでした。
- ハウスに電話で申し込み
- 利用の1週間前に、利用できるかどうかの電話が来る
- 満室の場合はキャンセル待ちもできる
- 申込みを撤回する場合は、近隣のホテルを紹介してもらえる
ポイントは、利用できるか分かるのが1週間前ということ。それまで宿が確定しないので、ドキドキしながら待つことになります。
ちなみにわが家の場合は、キャンセル待ちからの繰り上がりでした。
しかも電話が来たのは、なんと子どもの手術中。「キャンセルが出たのでご利用いただけます」との連絡に、こんなこともあるんだなあと驚きました。
直前でも枠が空くことはあります。満室と言われても、キャンセル待ちに入れてもらう価値は十分あります。
先にホテルを押さえておいてよかった話
わが家は、ハウスに入れるか分からなかったので、先に病院近くのホテルを予約していました。結果的にハウスを利用できることになり、ホテルからハウスに切り替えました。
これから申し込む方へのアドバイスとしては、
ちなみに、わが家が仮押さえしていたのはアリストンホテル神戸。病院と同じポートアイランド内(ポートライナー「市民広場駅」から徒歩5分ほど)なので、ハウスに入れなかった場合の備えとして安心でした。
病院にいちばん近いのは神戸ポートピアホテルです。とにかく近さ優先ならこちらが便利です。
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※予約するときは、キャンセル無料のプランを選ぶのを忘れずに…!(私のようにならないように)
料金は「利用料無料」。かかるのはリネン代だけ
いちばん驚いたのがここです。
- 利用料:無料
- リネン使用料:220円(税込)/1人1日
- 支払いは現金のみ(現金を忘れずに!)
Wi-Fi・ドライヤー・除湿機能付きサーキュレーターも無料で使えます。
病院近くのホテルに何泊もすると、それだけで数万円。この負担の違いは本当に大きいです。
これも、寄付やボランティアで支えられているからこそ。ありがたさを実感しました。
チェックイン・チェックアウトと滞在のルール
- チェックイン:わが家は「16時」と案内されました(当日から泊まれることになったケースなので、案内される時間は人によって違うかもしれません)
- チェックアウト:9:00〜11:30
- ハウスと病棟は24時間出入り自由(カードキー)
- スタッフさんがいるのは9:00〜18:00(夜間はナイトボランティアさんが緊急対応)
滞在のルールもいくつかあります。私が「なるほど」と思ったものを挙げると:
- お部屋での食事はNG(食事はダイニングで。部屋で飲めるのは水・お茶のみ)
- ハウス内は禁酒・禁煙
- 共有部はマスク着用(感染症予防のため)
- ランドリーは24時間使用OK
- チェックアウト前日に精算書とお掃除チェックシートが配られ、自分たちでお掃除をしてから退出
「お掃除して退出」と聞くと大変そうですが、チェックシートに沿ってやるだけなので難しくありません。みんなで気持ちよく使うための仕組みだなと感じました。
部屋と共用スペースの様子





部屋には室内物干し竿があり、洗濯して部屋に干せます。共用のランドリー(24時間OK)には乾燥機もあるので、長い滞在でも着替えは最小限で回せます。




共用スペースには、マンガや雑誌がずらりと並んだお部屋も。ここは貸し切ってオンライン会議に使うこともできるそうで、付き添い中も仕事を完全には止められない方には心強い設備です。
実際に泊まって「助かった」こと
① キッチンで自炊できる。しかも食材の寄付まで
共用キッチンで料理して、自分で作ったものを食べられるのが本当にありがたかったです。
ハウスの近隣にスーパーはないのですが、食材の寄付があり、作って食べることができました。エクレアやお惣菜の寄付をいただいたことも。洗剤も花王さんの寄付でした。
滞在中には「ミールプログラム」として、日本マクドナルドのみなさんが作ってくださったお弁当をいただいた日もありました。誰かが作ってくれたご飯のありがたさが沁みました。自分でご飯の用意やメニューを考えなくてすむのも、だいぶ助かりました。


付き添い生活で「手作りのご飯」を食べられるのは、想像以上に心の支えでした
② 病院まですぐ。「ギリギリまで一緒にいられる」
移動に時間がかからないので、面会時間ギリギリまで病院にいても、帰るのが億劫になりません。朝もすぐに病院に行けます。
お風呂にさっと入りに戻れるし、ご飯もリビングでゆっくり食べられる。
「子どものそばにいたい。でも自分の生活も最低限保ちたい」という付き添い家族のジレンマを、まるごと支えてもらえる場所でした。
持ち物リスト(これから利用する方へ)
- バスタオル(備え付けがないので必須!)
- 電源タップ・充電器などのコンセント類、パソコン類
- 現金(リネン代の支払いは現金のみ)
- マスク(共有部は着用ルール)
- 洗濯洗剤は寄付のものがありました(時期により異なるかもしれません)
近くにスーパーがないので、必要なものはチェックイン前に買っておくのがおすすめです。
まとめ:支えてもらったから、伝えたいこと
子どもの入院・手術は、親にとっても心身ともに大変な時間です。
その中で、「病院のすぐ近くに、無料で滞在できて、あたたかいご飯が作れる場所がある」ことが、どれだけ心強かったか分かりません。
ドナルド・マクドナルド・ハウスは、寄付とボランティアで運営されています。マクドナルドの店頭にあるドナルド募金箱や、財団への寄付がこの施設を支えています。
わが家も、支えてもらった一家族として、この場所のことを必要な人に届けたくてこの記事を書きました。
お子さんの入院を控えて不安な方の、少しでも参考になればうれしいです。